TOEFLの勉強について
TOEFLの勉強について書いてみたいと思います。
TOEFLは、Educational Testing Service(ETS)という団体が主催している試験です。日本で現在行われているのは、TOEFL iBTと呼ばれる、インターネットを通じて受験する試験です。試験はパソコンを使って行われます。
TOEFL公式ページ
問われるのは4つの能力、すなわち、①Reading、②Listening、③Speaking、④Writingです。各分野30点、合計の満点は120点。内容はアカデミックな内容が中心です。ビジネス英語はあまり関係ありません。 スコアは2年間有効なので、早めに取っておくにこしたことはないです。
私は帰国子女でもなければ長期の海外滞在経験もなく、英語は働きながら勉強し直しました。日常的に英語を使う業務に従事していたこともあって、TOEICについては特に対策をしなくても900点を取得できました。しかし、TOEFLで問われる話題は上記のとおりアカデミック分野に関するものが中心であったため、相応の対策が必要でした。 仕事と並行しながらでしたので、なかなか大変でしたが、最終的には108点を取りました。
TOEFL iBTで100点超えを目指すための方向性
日本人が100点を超えるためには、①Reading、②Listening、③Speaking、④Writingの4分野のうち、Reading満点と言われています。比較的点数を伸ばしやすいと言われているので、効率的に点数をアップさせるためには、まずこれに力を注ぐべきです。また、勉強の成果が点数に反映されやすい分野でもあります。
おそらく、海外滞在経験の乏しい典型的な日本人にとって一番苦手意識が高いのは、Speakingだと思います。しかし、これについては、帰国子女でもなければ短期間で得点をあげるのは難しいと思います。とはいえ、Speakingで壊滅的な点数をとってしまうと、100点超えは難しくなります。そのため、Speakingについても、相応の対策は必要です。
ちなみに、知人の帰国子女は、一発で115点という高得点を叩き出していました。もちろん、帰国子女と言っても、どれだけの英語力を維持しているかは人によるらしいので、きっと本人の努力もあるのでしょう。が、やはり、何と言っても、Speakingのスコアは、発音・流暢さも考慮されるはずなので、子どもの頃にきれいな発音を獲得したというのは、うらやましい限りです。
あとはなんといっても、やはり、勉強の方向性を見失わないことが肝要です。
「TOEFLも受験であり、点数を出せば良い」
これは私の友人の名言です。英語の勉強は、勉強すること自体が目的化してしまいがちですが、TOEFLは、海外大学院出願に際しての考慮要素のひとつに過ぎません。仕事や趣味で使う英語とは違うと割り切って勉強すれば良いのです。